NISAの利用者数/人気急上昇/税制優遇

投資活動

春です。令和4年度がスタートしました。

新社会人を見ていると、自分も若返ったような錯覚に陥ります。

さて、一般庶民の我々としては、まずは国の税制優遇策であるNISAやiDeCoを活用した資産形成を推しているわけですが。

NISAってどんだけ?

という点、皆さんも気になるんじゃないでしょうか?

NISAやってる?

とお金の話しができる雰囲気ならいいですが。

ちょっとナイーブな話題ですもんね。

というわけで、今回は金融庁の統計データからNISAの利用状況についてシェアしていきたいと思います。

   

NISAの口座数は1654万越え

金融庁が実施している「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」をもとにみていきましょう。

NISA(一般及びつみたての合計。ジュニアは除く。)口座数は、2021年6月末時点で

1654万8428口座

だそうです。多いのか少ないのかは分かりかねますが、すごいですね。

日本の人口を1億2000万人とした場合、およそ7人に1人はNISA口座を開設している計算になります。

NISAは1人1口座しか開設できないことを考慮すると、結構皆さん開設してるんですね。

    

続いて、年代別の口座数を見てみましょう。

統計データをもとに、私が作成したグラフで恐縮ですが。こんな感じです。

金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」より抜粋加工

20代~30代の合計で「23%」と全体バランスからいくと低めです。

一方、50代~80代以上の合計「60%」となっています。NISAのメイン開設者層は明らかに高齢者層だということが分かります。

こてつ的推測としては、55歳~65歳といえば退職者となる年代ですので、そこでNISA口座を開設し、資金を育てようという方が出てくるのかな?という推察です。

    

これは、一般NISAとつみたてNISAの口座開設者数を年代別にみた結果からもそれを支持しています。

50~80歳代は圧倒的に一般NISA口座が多く、一方、つみたてNISA口座は20~30代が多いんです。

時間を味方につけて資金を育てようという「つみたてNISA」のメリットを活かせる世代ですね。

  

つみたてNISAの状況は?

私も開設している「つみたてNISA」の年代別買付額もみておきましょう。↓↓↓

金融庁ホームページ「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」より

上段が2018~2021年の利用枠の合計。下段が2021年利用枠による買付額です。

30~40代が買付額の年代別比率で55%近くを占めています。

毎月コツコツと積み立ててる同世代がいるのかと思うと、心強いですね~。

個人的にびっくりしたのは20代。比率的には15%弱を占めています。

金融リテラシーがある若い世代、すごいなーと、自分を振り返って驚くばかりです。

   

金融資産は育てて守る時代へ

  • 景気もよくなり、
  • 給料もあがり、
  • 生活も豊かになり、
  • 退職時は退職金がたっぷり出て、
  • 老後は年金で確実に暮らせる。

そんな時代は過ぎてしまい、いまや日本の経済は先行き不透明です。

国がつぶれない限り、年金制度は崩れないようにはするんでしょうが。

平均的な標準報酬月額だと、厚生年金も月額15万にはいかない感じ。

やはり、金融資産は自分で守る時代に入ったんだなぁと感じます。

そして、タンス預金や現金保有では資産は増えません。(減りはしませんけど。)

投資を上手に活用して、育てていき、安心したリタイア生活を楽しみたいですね。

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